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リジュラン注射(サーモン注射)とは?費用の目安・回数・国内未承認であることの意味を解説

注入・アンチエイジング

「毛穴の開きが目立ってきた」「肌のハリが以前と違う気がする」「化粧のりが悪い日が増えた」。こうした肌質の変化に対して、美容クリニックのメニューで見かけるようになったのがリジュラン注射です。サーモン注射という呼び方で案内されていることもあります。

名前の由来は、主成分がサケ由来の成分であることです。ヒアルロン酸のように形を作る目的の注入とは考え方が異なり、肌そのものの状態に働きかけることを目指すという位置づけで案内されています。

ただし、この施術を検討するうえで最初に押さえるべき点があります。リジュランは日本国内で承認されていない医薬品です。国内の医療機関で用いられている製剤は、医師の個人輸入によるものが中心となります。この前提を抜きにして効果や費用だけを比べるのは適切ではありません。

この記事では、リジュラン注射がどういう施術なのか、国内未承認であることが何を意味するのか、費用と回数の目安、ダウンタイムやリスクまでを整理して解説します。

ナビ助
ナビ助
まずここから。リジュランは日本で承認されてる薬じゃないんだ。だから受けるかどうかは、その前提を知ったうえで決めてほしいな。

リジュラン注射とはどういう施術か

リジュランは、韓国のメーカーが開発した注入用の製剤です。主成分はサケの精巣(白子)由来のポリヌクレオチド(PN)と呼ばれる成分で、DNAを構成する物質を精製したものとされています。

サケ由来の成分が用いられている理由として、ヒトの遺伝物質と構造が近く、体になじみやすいと説明されることがあります。この成分を皮膚に細かく注入し、肌の状態に働きかけることを目指す施術として案内されています。

ヒアルロン酸注入との考え方の違い

混同されやすいので整理しておきます。

項目 ヒアルロン酸注入 リジュラン注射
目的の考え方 ボリュームを足して形を整える 肌そのものの状態に働きかける
変化の出方 注入直後から形の変化がある 複数回かけて徐々に、とされる
主な対象 くぼみ、輪郭 肌質、毛穴、ハリの悩み

形を変える施術ではないため、注入したその日に見た目が大きく変わることを期待する種類のものではありません。この点は、施術前に理解しておきたいところです。

製剤には種類がある

リジュランには、注入する部位や目的に応じた複数の種類が存在します。目の周りなど皮膚の薄い部位に用いられるもの、ヒアルロン酸を組み合わせて注入時の負担に配慮したものなどがあり、名称も製剤ごとに異なります。どの製剤を使うのかによって費用も変わるため、カウンセリングで確認しておく必要があります。

製剤名や本数、料金の説明はノートに控えておくと、あとから医療機関同士を比べやすくなります。

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ナビ助
ナビ助
ヒアルロン酸みたいに「その日から形が変わる」タイプじゃないんだ。何回か通って様子を見る施術だと思っておこう。

「国内未承認」であることの意味

ここがこの記事の核心です。

日本で医薬品を販売・流通させるには、国の承認を受ける必要があります。リジュランはこの承認を受けていないため、国内未承認医薬品にあたります。医療機関で用いられているものは、医師が自らの責任において個人輸入した製剤です。

未承認であることによって生じる違い

  • 保険は使えない:全額自己負担の自由診療となります
  • 医薬品副作用被害救済制度の対象外:国内承認医薬品で重い副作用が生じた場合の公的な救済制度がありますが、個人輸入された未承認医薬品はこの対象になりません
  • 国内での品質・安全性の審査を経ていない:日本の審査基準による評価がなされていない状態です
  • 入手経路が医療機関ごとに異なる:どこからどう輸入しているかは医療機関の管理に委ねられます
  • 国内に同一成分・同一性能の承認医薬品はない:日本で承認されているポリヌクレオチド(PN)注入用製剤は確認できないため、「国内承認品に切り替える」という選択肢は現状ありません

海外での扱い

リジュランは韓国の規制当局である食品医薬品安全処(MFDS)の承認を受けているとされ、欧州のCEマークについても言及されています。ただし、海外で承認されていることと、日本の基準で安全性・有効性が確認されていることは別の話です。海外の承認をもって国内での安全性が担保されるわけではありません。

カウンセリングで確認したいこと

未承認の医薬品を用いる医療機関には、医療広告のルール上、未承認である旨、入手経路、国内に同一成分・性能の承認医薬品があるかどうか、諸外国における安全性等の情報を示すことが求められています。これらの説明が用意されているかどうかは、その医療機関の姿勢を測る一つの目安になります。ルールの詳細は厚生労働省の医療広告規制のページで確認できます。

なお、個人輸入された医薬品全般に関する注意点は、厚生労働省の無承認無許可医薬品に関する情報にもまとめられています。

回数と間隔の目安

リジュラン注射は、1回で完結する施術としては案内されていません。

項目 一般的に案内されている内容
初回のシリーズ 3〜4回程度を1クールとする案内が多い
間隔 2〜4週間ごと。医療機関により異なる
その後 状態を見ながら間隔をあけて継続する組み立て

回数を重ねるほど費用は積み上がります。1回あたりの金額ではなく、1クールの総額で考える必要があるのはこのためです。

また、変化の感じ方には個人差があり、期待どおりにならない可能性もあります。複数回のコースを一括で契約する前に、まず1回受けてみて反応を確かめるという進め方もあります。契約前に、途中でやめた場合の返金の扱いを確認しておくことをおすすめします。

費用の目安

リジュラン注射は自由診療のため、料金は各医療機関が独自に設定します。1回あたり3万円台から8万円程度という設定が見られますが、製剤の種類、注入する範囲、本数によって幅があり、医療機関によって金額は大きく異なります。実際の料金は各医療機関の公式情報で確認してください。

費用が変わる要因

  • 製剤の種類:部位や目的に応じた製剤があり、それぞれ価格帯が異なります
  • 本数:1本での施術か、複数本使うかで金額が変わります
  • 注入方法:医師が手作業で注入するか、機器を用いるかで料金設定が分かれることがあります
  • 麻酔の扱い:麻酔クリームの費用が別建てになっている場合があります
  • コース契約:複数回をまとめた設定と、都度払いで金額が異なることがあります
ポイント

コース契約は1回あたりの単価が下がる設計になっていることがありますが、途中でやめたくなる可能性も踏まえて判断してください。契約内容によっては解約時の条件が定められています。書面をよく確認し、その場で決めずに持ち帰るという選択も取れます。

見積書や契約書はクリアファイルにまとめておくと、解約条件などをあとから見返しやすくなります。

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ナビ助
ナビ助
その場で契約を迫られたら、いったん持ち帰っていいんだよ。ちゃんとしたところなら、それで態度が変わったりしないからね。

ダウンタイムとリスク

皮膚に細かく針を刺す施術のため、施術後しばらくは肌の状態に変化が出ます。

よくみられる経過

症状 目安とされる期間
注入時の痛み・ヒリつき 1〜2日程度
赤み・腫れ 2〜3日程度
注入部位の小さな膨らみ 数日程度でなじむとされる
内出血 出た場合は1〜2週間程度

これらの経過には個人差があります。特に額や首など皮膚が薄い部位では、膨らみが目立つ期間がやや長く感じられることがあります。人前に出る予定がある場合は、日程に余裕を持たせておくと安心です。

起こりうるリスク

  • 注射部位の痛み、赤み、腫れ、内出血、かゆみ
  • まれに、しこりや硬結
  • まれに、注射部位の感染
  • まれに、アレルギー反応
受けられない場合があります

妊娠中・授乳中の方、サケ由来の成分にアレルギーのある方、施術部位に感染や炎症がある方は受けられない場合があります。魚アレルギーの既往がある方は、必ず事前に医師へ申告してください。持病がある方、服用中の薬がある方も同様です。最終的な可否は、医師の診察を受けたうえで判断されます。

施術後のケア

施術後は肌がデリケートな状態になるため、刺激の少ないケアが案内されるのが一般的です。低刺激タイプの保湿クリームやセラミド配合の化粧水で保湿を保ち、紫外線対策として敏感肌向けの日焼け止めを使う方が多くいます。赤みが気になる期間には鎮静用のシートマスクを使う方もいます。具体的なケア方法は施術を受けた医療機関の指示に従ってください。

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医療機関を選ぶときの観点

1. 未承認医薬品であることを説明しているか

この点に触れずに効果の話だけを進めるところは、説明の姿勢という点で慎重に見た方がよいでしょう。未承認である旨、入手経路、救済制度の対象外であることまで説明があるかを確認してください。

2. 使用する製剤を明示しているか

製剤名と種類、1回に使う本数。ここが曖昧なまま料金だけ提示されるのは避けたいところです。

3. 効果の見込みを断定していないか

肌の状態や年齢によって感じ方は変わります。「必ずこうなる」という説明ではなく、個人差に言及したうえで見込みを話してくれるかどうかは、判断材料になります。

4. 契約と解約の条件が明確か

複数回コースの解約条件、途中でやめた場合の精算方法。書面で確認できるかどうかを見ておきましょう。

よくある質問

Q. サーモン注射とリジュラン注射は同じものですか

サーモン注射はサケ由来の成分を用いる注入施術の総称的な呼び方で、リジュランはその中の一つの製品名です。医療機関によって呼び方や使用製剤が異なるため、実際に何を使うのかを確認する必要があります。

Q. 痛みは強いですか

皮膚に細かく針を刺す施術のため、痛みを感じる方はいます。麻酔クリームで対応している医療機関が多いため、痛みが不安な場合は事前に相談してください。

Q. 効果はどのくらい続きますか

持続については6か月から1年程度という案内が見られますが、感じ方には個人差があります。継続を前提とした施術として案内されることが一般的です。

Q. 何歳から受けられますか

年齢の目安は医療機関によって異なります。未成年の場合は保護者の同意が必要になるなど、条件が設けられていることがあります。

Q. 他の施術と組み合わせられますか

組み合わせが提案されることはありますが、同日に行えるか、間隔をあけるべきかは施術の内容によって変わります。診察のうえで医師の判断を仰いでください。

Q. 効果を感じられなかったらどうすればよいですか

まず施術を受けた医療機関に相談してください。回数や製剤の見直し、あるいは別のアプローチが検討されることがあります。追加の契約を勧められた場合も、その場で判断せず持ち帰って考えて構いません。

Q. 施術当日にメイクはできますか

医療機関によって案内が異なります。当日から可能とされることもあれば、翌日以降とされることもあります。予約時に確認しておきましょう。

ナビ助
ナビ助
未承認だからダメ、という話じゃないんだ。ただ「知らないまま受ける」のと「知ったうえで選ぶ」のは全然ちがうよね。

まとめ

この記事のまとめ
  • リジュラン注射はサケ由来のポリヌクレオチドを主成分とする注入施術で、肌そのものの状態に働きかけることを目指すものとして案内されている
  • 日本国内では承認されていない医薬品であり、医師の個人輸入による製剤が用いられている
  • 未承認であるため、保険は使えず、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる
  • 韓国MFDSの承認があるとされるが、海外の承認は国内での安全性を保証するものではない
  • 3〜4回を1クールとする案内が多く、費用は1クールの総額で考える必要がある
  • 赤み・腫れ・内出血・小さな膨らみといったダウンタイムがある
  • 妊娠中・授乳中の方、サケ由来成分にアレルギーのある方は受けられない場合がある

肌質の悩みは、化粧品を変えても手応えが得られず行き詰まりやすいテーマです。だからこそ、新しい選択肢に目が向くのは自然なことです。ただ、国内未承認の医薬品を用いる施術である以上、その前提を理解したうえで選んでください。最終的な判断は、医師の診察を受けたうえで行うことをおすすめします。

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