二重整形で埋没法を検討するとき、「何点留めにすればいいの?」と迷う方は非常に多いです。クリニックによって1点留めから6点留めまで用意されていて、留める点数が多いほど良いと思い込んでいる方も少なくありません。
しかし実際には、点数が多ければ多いほど良いわけではなく、自分のまぶたの状態や希望する二重幅に合わせた選択が重要です。
この記事では、埋没法の2点留め・3点留め・4点留めの違い、それぞれのメリット・デメリット、そしてどの留め方が自分に合っているかを判断するためのポイントを解説します。

埋没法の「点留め」とは何か
埋没法の「点留め」とは、片目のまぶたに何カ所、糸を固定するかを示す数字です。例えば「2点留め」なら2カ所、「3点留め」なら3カ所に糸の固定点を作ります。
固定点が増えるほど、二重ラインを支える箇所が多くなり、理論上は取れにくくなります。しかし、固定点が増えるほどまぶたへの負担も大きくなるため、多ければ良いという単純な話ではないのが実情です。
点留めと線留めの違い
埋没法には「点留め」のほかに「線留め」という方法もあります。
| 方法 | 特徴 |
|---|---|
| 点留め | まぶたを数カ所ピンポイントで固定する方法。施術が比較的シンプル |
| 線留め | 糸をループ状に通し、線で支える方法。力が分散されるため取れにくいとされる |
どちらが優れているかは一概には言えず、医師の技術やまぶたの状態によって最適な方法は変わります。
2点留めの特徴
2点留めは、まぶたの内側と外側の2カ所を固定する方法で、埋没法の中ではスタンダードな留め方です。
メリット
- 施術時間が短い(片目5〜10分程度)
- 腫れが比較的少なく、ダウンタイムが短い
- 費用が抑えられる(両目5万〜10万円が目安)
- まぶたへの負担が少ない
デメリット
- まぶたが厚い方や幅広二重を希望する場合は取れやすい
- 3点留め以上と比べると、ラインの安定性がやや劣る場合がある
向いている人
まぶたが薄い方、奥二重から末広型の自然な二重にしたい方、初めての二重整形で費用を抑えたい方に適しています。
自分のまぶたが薄いのか厚いのか、左右差はあるのかを事前に鏡で確かめておくと、カウンセリングで医師の説明を理解しやすくなります。
3点留めの特徴
3点留めは多くの医師が「バランスが良い」と推奨する留め方です。まぶたの内側・中央・外側の3カ所を固定し、きれいなアーチ状の二重ラインを作ります。
メリット
- 2点留めより安定した二重ラインが期待できる
- まぶたにかかる負荷が3カ所に分散されるため、取れにくい
- 比較的厚みのあるまぶたにも対応しやすい
- 4点留め以上と比べて、まぶたへの負担が抑えられる
デメリット
- 2点留めより腫れがやや出やすい
- 費用が2点留めより高くなる(両目7万〜15万円が目安)
向いている人
ある程度の持続性を求める方、まぶたに少し厚みがある方、平行型二重を希望する方に適しています。

4点留め以上の特徴
4点留め以上は、より多くの固定点でまぶたを支える方法です。理論上は取れにくくなりますが、注意すべき点もあります。
メリット
- 固定点が多いため、幅広二重でも安定しやすい
- まぶたが厚い方でも対応できる可能性が高まる
デメリット
- まぶたへの負担が大きくなり、腫れや違和感が出やすい
- 3点留め以上では強度にほとんど差がないという見解もある
- 糸の本数が増えるため、修正時にすべての糸を除去するのが難しくなる場合がある
- 費用が高くなる(両目10万〜20万円以上)
高須クリニックの高須幹弥医師も、「たくさんの点で留めるのが良いというのは間違い」という見解を示しており、まぶたの状態に合った適切な点数を選ぶことの重要性を指摘しています。
日本美容外科学会(JSAPS)でも、患者一人ひとりに合った施術選択の重要性が強調されています。
何点留めが最適か判断するためのポイント
最適な留め方は、以下の要素によって異なります。
まぶたの厚さ
まぶたが薄い方は2点留めでも十分な持続性が期待できます。一方、まぶたに厚みがある方は3点留め以上が推奨されるケースが多いです。
希望する二重の幅
末広型の自然な二重であれば2点留めで対応できることが多いですが、幅広の平行型二重を希望する場合は3点留め以上が適していることがあります。
希望の幅がまだ決まっていない場合は、アイテープでいくつかの幅を試しておくと、カウンセリングで具体的に伝えやすくなります。
予算
留める点数が増えるほど費用も上がるため、予算との兼ね合いも重要です。ただし、費用を理由に最適でない留め方を選ぶと、結果的に再施術が必要になってかえって費用がかさむ可能性もあります。
- まぶたの状態(厚さ・脂肪量・皮膚のたるみ)を医師に診てもらう
- 希望する二重幅とラインの形を具体的に伝える
- 「何点留めがいいですか?」と医師に直接質問する
- 点数を増やすメリットだけでなく、デメリットも聞く
- 複数のクリニックでカウンセリングを受けて比較する
点留め以外の選択肢も知っておこう
埋没法には点留め以外にも、線留めや特殊な術式を採用しているクリニックもあります。
線留め(連続埋没法)
糸をループ状に連続して通す方法で、力が分散されるため取れにくいとされています。施術時間はやや長くなりますが、自然な仕上がりが期待できます。
裏留め
通常の埋没法(表留め)はまぶたの皮膚側に糸の結び目がありますが、裏留めはまぶたの裏側(結膜側)に結び目を作ります。糸の結び目が表に出ないため、目を閉じたときに自然に見えるというメリットがあります。
水の森美容クリニック(公式サイト)では、埋没法の留め方による違いについて詳しい解説が掲載されています。

よくある質問
Q. 1点留めでも取れませんか?
まぶたが薄く、狭い二重幅であれば1点留めでも持続するケースはあります。ただし固定箇所が1カ所のみのため、取れるリスクは2点留め以上と比べて高くなります。
Q. 6点留めを勧められましたが、必要ですか?
6点留めが必要なケースはまれです。3点以上では強度にほとんど差がないという見解もあり、まぶたへの負担が大きくなるデメリットの方が心配されます。なぜ6点留めが必要なのか、医師にしっかり理由を聞きましょう。
Q. 点数を増やすと腫れはひどくなりますか?
一般的に、固定点が増えるほど施術中のまぶたへの刺激が増えるため、腫れが出やすくなる傾向があります。ただし個人差が大きい部分でもあるため、医師に相談して判断しましょう。
Q. 点留めから線留めに変更はできますか?
以前の糸が取れた後や除去した後であれば、留め方を変更して再施術を受けることは可能です。現在の糸が残っている状態で追加施術をする場合は、医師との相談が必要になります。
カウンセリングで聞きたいことや各院で勧められた留め方はノートにまとめておくと、比較するときに迷いません。
まとめ
埋没法の何点留めがベストかは、まぶたの状態や希望する二重幅によって変わります。以下のポイントを押さえて、自分に合った選択をしましょう。
- 点数が多いほど良いという考えは誤りで、まぶたへの負担も増える
- 多くの医師が推奨するのは3点留めだが、まぶたが薄ければ2点留めで十分なことも
- カウンセリングで自分のまぶたを診てもらい、医師と一緒に決めるのが最善
日本形成外科学会(公式サイト)の専門医が在籍するクリニックであれば、まぶたの状態を的確に判断してもらえる可能性が高いです。



